自重空間の段

やあやあやあ。満を持してご登場のヌン茶ラーこと私である。最近はもっぱらツイキャスばかりしていた。来てくれるFFには頭が上がらない。だが多分一人も参加者がいなかろうと一人でしゃべり続けるであろう。何かが失調している。

さて、ヌン茶の近況を軽く報告していく。予備校の一学期も終わり、1週間も無い短い夏休みを満喫していた。そのある一日の話をする。

その日は久しぶりに会った友人(おなご)と某駅に繰り出し公園で駄弁っていた。某駅は私が御用達の駅で中学生の頃から利用している。実はこれ、伏線である。

公園では幼稚園児を前にして本気の砂山を作り美大受験生としての格をアピールしたり、ブランコから飛び降りてヤンキー座りで着地したりしていた。ふと私は彼女におやすみプンプンを読ませたくなった。あれは雰囲気漫画と一部界隈に不評だが、あんなにいい雰囲気なら別に雰囲気漫画と言われていても何ら恥ではないと思う。紆余曲折あり駅前の自〇空間に行くことにした。その日はあまり混んでいなかったためスムーズに入れるはずであった。

はずであった。

｢すいません、右のお客様は当店をご利用頂けません…｣

ヌン？

どっちが右ですか―――

よく分からないことを口走ったが、そちらのお客様と手で示されてはっきりした。何を隠そう私である。この女、まさかネットカフェのような公共の場でみだらな行為をして出禁にされているのか。否、名誉のために言っておくが私はそのような事はしていない。誓って。この中にもネットカフェでみだらな行為をした事がある者は心にそっとしまって二度とやらないように。出禁になるメジャーな理由のトップはこれに違いないので。

友達の手前、えっなんでとシラを切りつつ彼女の袖を引っ張ってエレベーターまで退場して深呼吸をし、事情を説明した。彼女は深い慈悲で私を包み込み、殴ってきた。かなしい。そのままスターバックスに行き神奈川限定のフラペチーノを飲んで帰路に着いた。人生色々あるよね。おーわり★

終わらない。いや、終わらせたら次回から読者が一人もいなくなる。以下は私の別人格が説明するらしい。プーさんの病理テストでも人格が分裂気味とのことなので使いこなしていく。

中学生の頃、イカれた友人達と4人で自重空間に足を運んだ。進撃の巨人を読みたかった。察し良い方はお気づきだろうがネットカフェに4人で行くのはキチガイのやることである。行かないように。ヤンキーは不安定な物質なので結合しないと移動できない。そういうことである。しかし、私たちはなかなか良い連中だった。親を悲しませるようなことはしない。見てくれは悪いが本当に諫山を敬愛しているだけの一読者だった。受付でも怪訝な顔をされたが部屋型のブースに通され、進撃の巨人を探しに行こうと通路を歩いていたその時、養豚場のような声が一つのブースから聞こえてきた。私たちは足を止めて長身の友達が隣の空室からそのブースを覗き込んだ。

人類は思い出してしまったし、一匹残らず駆逐することにした。

なんと、jkとおぢがそこにはいた。何をしていたかの詳細は語らないが。私たちは悪ノリしてしまい、おぢに営業をかけてしまった。面白くてたまらなかった。もうこのおぢ役満である。営業は15分程にわたって続いたが熱がこもってしまっていたためか、おぢがひれ伏している時に店員が来てしまいややこしいことになった。私たちは撮った写真を見せ軽く説明してお金を適当に渡して走って退店した。今でも走って何かから逃げる時、輝いてしまう。

みなさんも怖〜い“営業”をかけられたくなければ自遊は程々にした方がいいだろう。そもそもバリアンとかに連れて行ってくれない男なんて相手にする必要はない。バリアンで湯船に花を浮かべて天蓋ベッドで寝たい。ぜいたくきわまれり。

抗鬱切れた、さようなら。